■概要
オートキャド(AutoCAD)のバージョンをコマンドラインに表示させるコマンドです。
…それだけ?

そんな声が聞こえてきそうですが、それだけです。
ご存じのようにオートキャド(AutoCAD)は毎年新しいバージョンが発売されています。

ですから、今自分が使っているオートキャド(AutoCAD)のバージョンがいくつなのかを確認する為に、このコマンドを使うことがあるかも知れません。

コマンドの使用方法は非常に簡単ですので、これからその手順についてお話しをします。

■コマンドの手順
①コマンドの開始
オートキャド(AutoCAD)がコマンド待ちであることを確認し、コマンドライン上に「VERSION」と入力して「Enter」を押します。

使用頻度は非常に低い(そんなコマンドを紹介するなと言われそうですが…)ですから、短縮コマンドに割り当てる必要はないでしょう。

②バージョンの表示
VERSION = “2005” (読み込み専用)
コマンドを開始すると、上記のような表示が出てコマンドは終了します。

私の場合は未だにオートキャド(AutoCAD)のバージョン2005を使用していますので、上記のような表示になる訳です。

③その他の手段
こうしたコマンドを解説しておきながら今さらではありますが、オートキャド(AutoCAD)を普通にインストールすればデスクトップ上にアイコンが表示されます。

そのアイコンを見ると…しっかりとバージョンが書かれています。
それを考えると、あまり「VERSION」コマンドの出番はないかも知れません。

■最新バージョンについて
オートキャド(AutoCAD)は毎年少しずつ改良されていき、少しずつ便利になっていっています。
ただ、毎年発売される最新バージョンを購入していくと、結構な出費になってきます。

なので、さすがに毎年オートキャド(AutoCAD)を最新バージョンにアップしていく訳にはいかないと思います。

もちろんやろうと思えばそれも可能ではありますが、恐らく周りで一緒に仕事をしている相手がついてこれないでしょう。

「プロだから常に最新を使う」という考え方もあるみたいで、毎年バージョンアップをしている人がいることは私も知っています。

ただ、私はプロであると同時に経営者でもありますから、お金に糸目を付けずに最新バージョンを追い求めることは出来ません。

かける費用に対する効率が良いのか?

ビジネスでオートキャド(AutoCAD)を使用する訳ですから、やはり費用に見合った効果を期待してしまいます。

それを考えると、バージョンアップはまわりに合わせて少し遅めで良いのではないかと思うんですね。

オートキャド(AutoCAD)は非常に完成度の高いCADですから、多少古いバージョンでも作業には問題ありませんから。