こんばんは。このサイトの管理人です。
今まで結構な量のコマンド解説をしてきましたが、少し疲れてきたというか飽きてきたというか…。

やっぱりオートキャド(AutoCAD)のコマンドはたくさんありますねぇ。結構書いてきましたが、まだゴールが全く見えない状況です。

自分の中にあるオートキャド(AutoCAD)の知識を整理しながら欠いていますので、私的にも決して無駄なことではないのですが、同じことを繰り返しているとやはりマンネリになりますね。

ということで、このカテゴリではオートキャド(AutoCAD)のコマンド解説をしないで、少し別の話をしていこうかと思います。

オートキャド(AutoCAD)に全く関係ない話しではありませんが、コマンドを覚えるという趣旨からはやや離れる内容です。

ここに書く内容に関しては「役に立たない」と言わないで下さいね。

■オートキャド(AutoCAD)を使った仕事
前回は「U」という、直前に実行したコマンドをなかったことにする機能を紹介しましたが、その際に少し昔のことを思い出しました。

私は昔、小さな会社でCADオペレーターの仕事をしていた時がありましたが、今回はその話をしようかと思います。

当時学生だった私は、オートキャド(AutoCAD)のことは知りませんでしたが、CADというものに興味を持っていました。

「何となく楽しそう」という程度の、非常に漠然とした思いではありましたが…。

そこで「未経験者OK」という会社を探し(少なかったので苦労しましたが)アルバイトをすることにしました。

10年以上経った今でもオートキャド(AutoCAD)を使った仕事をしている訳ですから、思えばこの選択が将来を決めてしまったことになるのですが、まあ今回はそのあたりは考えないでおきましょう。

小さい会社でオートキャド(AutoCAD)を使った図面請負をやるというのは、思ったよりも大変なことでした。

特に「急な仕事が入ると休日も関係ない」という状況があって、働き始めたばかりの私は、それが当然のことなんだと思いながら働いていました。

今はそんな無茶な仕事のやり方は絶対にしませんが、まあ当時は徹夜などが結構続いたりした訳です。

忙しく仕事をされている方ならば分かると思いますが、疲れて体力が低下してくると、精神的に疲れてくるんです。

体力と気力はどちらかだけ突出することはないと私は思っています。今までの経験から言えば、ですが。

もちろん気力で体力を一時的に引き上げることはあると思いますが、最終的には疲れ切った体力に引きずられ、精神的に参ってくるはずです。

そういった意味では、オートキャド(AutoCAD)を使って図面を描く仕事にとって「徹夜」というのは、なんと無駄なことなのか…と思います。

ただ、その日の夕方に仕事を依頼され、翌日の昼までにある程度ボリュームのある図面を仕上げなければならない時に、そんな一般論を言っても仕方がありません。

どんな仕事でも同じですが、「お客さんの要望に添うこと」が最も重要なことですから、とにかく間に合わせるように色々と工夫をすることになります。

その最後の手段として「寝ない」という選択肢がある訳ですが、大抵の場合、その手段が選択されることになります。

こうして私は同僚と一緒に、そのような修羅場を何度も経験してきました。オートキャド(AutoCAD)の作図スピードにこだわるのは、当時の経験があるからなんでしょうね。

「U」コマンドを紹介している際に、そうした厳しい状況の中での出来事を思い出したのでお話ししようと思ったのですが…前置きが長くなりすぎてしまいました。

この続きはまたいつか、近いうちにしたいと思います。